存在しないはずの闇グラフが流通するワケ 御用学者:屋井鉄雄の統計不正

下のグラフは自転車店での平均販売台数の推移(平成15年を1とした比率)を表したものであるが、平成25年までである。 私は前回のブログで、「これにつながるグラフは存在しないし、作成もできない。」と書いた。 ところが直後に、平成30年までの最新のグラフが専門誌に掲載されているではないか。 私もしっかりした理由があって書いたことなの…

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クルマ離れ、そして自転車の活用は始まっているの?(後編)むしろ危惧される自転車離れ

前編・中編で紹介したデータをもとに読み解くと、軽自動車が押し上げる形でクルマは増えていて、自転車は軽快車の利用が減少する形で減っているらしい。 その理由をもう少し深く考えてみよう。 軽自動車が増えている理由については、クルマは日本の基幹産業であり、人気商品でもあるため、その動向を考察した記事、書籍には事欠かない。 税制や景気の影響…

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クルマ離れ、そして自転車の活用は始まっているの?(中編)自転車利用の動向

前編のクルマ編に続き、今回は自転車利用の動向を調べてみよう。 大震災でやむなく自転車通勤を始めた人たちが、やってみると満員電車より快適なこと、健康にも経済的にもメリットがあること、生産性が向上することなどに気づいて定着し始めた。自活研 小林 成基 2019年コラム(1) 自活研関係者の記事などではポジティブな見方がならぶが、…

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クルマ離れ、そして自転車の活用は始まっているの?(前編)自動車利用の動向

自転車活用推進研究会(自活研)の本や記事を読んでいると、次のような主張が語られている。 自転車にとってこの(時速)25~30kmというのが、一番気持ちのいいレンジで、なおかつ一番有用なスピードとなる。 また、ここが重要なところだが、このスピードであってはじめて「自転車はクルマの代用となれる」。 自転車はこのスピードで車道を走る…

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車道を走る自転車は増えたのか?

都内のいたるところで、車道にナビマーク、ナビラインをみかけるようになり、すでに珍しいものではなくなった。 これに伴って車道を通行する自転車は増えているのだろうか? 昨年も同様のブログを書いているので、今回は結果だけを掲載したい。 警視庁が毎年公表している都内の交通量統計表が、9月2日にネット上にアップされた。 平成25年版からは…

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「本来、自転車は車道」だから車道?

シンポジウムや書籍などで、有識者が「自転車はもともと軽車両。昔は車道を走っていた。 これが本来の姿です」といった話をすることがある。 1956年 江戸橋上より本町1丁目をみる 中央区立京橋図書館所蔵 確かに古い写真を見ると自転車は車道を走っている。 これが本来の姿なのだろうか? 本来には二つの意味がある。 ① もともと…

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原付との比較で考える自転車の車道走行

昨年、自転車活用推進法が施行された。 そこには自転車のメリットが列挙されており、車依存を低減するとともに、自転車の活用を推進していく旨が書かれている。 現在、街中で施策の主軸になっているのは、自転車ピクトグラムや矢羽根、そして自転車専用通行帯である。 有識者からは、「クルマと同じ」「自転車ではなくオートバイで考えてみれば分る」「自…

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国道246号自転車ナビラインの効果を検証する

前回のブログで、警視庁が毎年行っている交通量調査では、ナビマーク、ナビラインの設置で大きな通行位置の変化がみられないことを書いた。 そこで、気になったのが、世田谷区内にある国道246号の自転車ナビラインである。 ここは、平成27年6月に完成し、その後の国交省の発表によれば、車道通行の自転車が着実に増加していたはずである。 国土…

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交通量調査にみる、自転車ナビマーク、ナビラインの影響

昨年の3月頃から、都内の幹線道路を含む多くの場所で自転車ナビマーク、ナビラインがペイントされはじめ、普通に目にする様になった。 ナビマーク、ナビラインについて、有識者からは、次の様な効果が述べられている。 ・クルマの平均スピードが落ちる。 ・自転車の逆走が減る。 ・クルマが自転車を意識し空間をあけて走ってくれる。 ・自…

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自転車の左側通行で、死者は半減するのか?検証疋田智説

私の住んでいる住宅地は自転車の事故が多く、死亡事故も度々発生している。 小学生が亡くなった事もあるし、入学して間もない女子高生が亡くなった事もある。 どこにでもある様な、生活道路が碁盤の目のように造成されている割と静かな住宅地で、クルマも歩行者もたまにしか通らないのだが、それゆえに油断して、すうーっと交差点に入るとタイミング次第…

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150件の自転車死亡事故を分析する(7)その他

警察が発表している自転車の死亡事故情報を収集し、独自に分析するシリーズの7回目であるが、残っているのは今回取り上げる3件のみである。 どれも全体からすれば少ないタイプの事故と言えるが、長年持続して発生しているため、これからの対策に期待したい。 -------------------------- 踏切事故 1件目は2012年…

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150件の自転車死亡事故を分析する(6)対歩行者・自転車相互

150件のうちには、歩行者と自転車の事故が3件、自転車同士が1件起きている。 これら4件全ての事故現場に行って来たので、撮影した写真と当時のニュース記事を合わせて紹介しよう。 私には、これらの事故に一応の共通点が存在している様に思えている。 ------------------------------------ 1.千葉市稲毛…

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150件の自転車死亡事故を分析する(5)単独事故

単独事故は150件中、17件発生していた。 警察庁の統計によれば、死亡事故ではない、自転車の単独事故は10年前に比べ減少しているのだが(資料1)、死亡事故に限って言えば、どういう訳か年々増加している。 自転車死亡事故のうち単独事故の占める割合は、平成18年の15%から、平成28年では約24%を占めるまでになっている。(資料2) …

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150件の自転車死亡事故を分析する(4)単路 

今回は、単路で起きた自転車死亡事故16件を取り上げる。 独自の分類になるが、横断中4件、斜め横断4件、クルマの前方への飛び出し4件、対向車との衝突3件、詳細不明1件である。 全般について言える事は、車線数が多くない事で、これは中央分離帯がなく道幅も狭い事から、横断を試みる人が多いためだと思われる。 横断については当シリーズ…

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150件の自転車死亡事故を分析する(2)信号交差点

前回の続きです。 今回は、信号機のある交差点についてで、150件のうち43件(29%)発生している。 以下は独自に分類したもので警察の分類とは異なっているかも知れないが、出会い頭が27件と一番多く、次いで左折時、右折時の順であった。(参考サイト:イタルダ 交通事故統計用語解説集) 信号交差点ではほとんどが歩道からの横断によ…

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自転車左折事故の定説が信じられない7つの理由 ~車道走行の安全神話~鈴木美緒 屋井鉄雄論文を検証

日本の自転車有識者が好んで使う言葉がある。 「幹線道路の交差点では自動車による左折巻き込み事故が多いため、自動車から見えやすい車道を走ることが重要となります」 (自転車の安全利用促進委員会HPより/古倉 宗治) http://jitensha-anzen.com/about/member01.html これには根拠で…

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信号交差点では「歩道からの自転車事故がほとんど」の真相

信号交差点の図も検証してみましょう。 古倉宗治氏の書籍・講演では、ここまで検証した図と合わせ、3点が続けて提示される事が多い。 ・信号あり交差点の全体図 ・信号なしの出会い頭 ・信号なしの左折時 この3点が提示されると、大部分の自転車事故の実態を見たような気にさせられる。 このうち2点はすでに検証したので、今回は信号…

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歩道の自転車は左折事故の危険性が高いのか?

前回、車道走行の安全性が説明される時に必ずと言って良い程出てくる、あの図(出会い頭事故)を検証してみた。 実は左折事故においても同様の図が存在する。 元々は国交省の調査による図だが、古倉宗治氏の書籍、講演などにおいて車道の安全性が高い事を裏付けるものとして引用されている。 古倉宗治著 成功する自転車まちづくり―政策と計画のポイ…

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